お子さんの夜尿症

まず、お子さんの場合のはりきゅう治療につき
説明します。

小さいお子さんの場合は、刺す鍼は使いませんので
ご安心ください。
バネ式で刺さらない鍼で擦ったり(こすったり)
軽く押す感じです。

お灸も、熱さを抑えたものを使うことが多いです。

治療時間も短めです。

最初は怖がる場合もありますが、慣れていただければ
問題ありません。

少し前には、お子さんへのはりは小児鍼(しょうにしん)
といわれ、お灸とともにさかんに行われていました。
薬のような副作用がない治療方法です。

次に、はりきゅうについてです。

はりきゅうでは、治療点となるのがツボです。
またツボとツボを結ぶ線を経絡といい、
経絡に生命力の源となるエネルギーのような気・血
がめぐります。

この流れ道である経絡がうまく流れないと
さまざまな病気や症状となって現れます。

このことをベースに、お子さんのお体にあわせて治療して
いきますので、ぜひお任せ下さい。

夜尿症の原因

水分のとりすぎと体の排尿コントロールが十分発達していない
ことが考えられます。

ジュースなど清涼飲料水を冷やして飲むと、口当たりよく
ついつい飲みすぎてしまいます。
最近は食事中にも飲んだりして、こうした飲み物を多くとる
お子さんが多くなってきています。

水分が多く溜まってしまい、排出がうまくできなくなる。
さらに、お腹や腰が冷えたり、足が冷たくなっている場合
があります。

こういう状態ですと、睡眠にも影響していきます。
寝ている時におしっこに行きたくなり、睡眠が不十分に
なります。
睡眠の質が不十分ですと、排尿コントロールの発達を
含む体の成長作用に影響がでてくるのではと思われます。

余談ですが、寝る子は育つと言われますが、
早めに寝て朝までしっかり眠れることが、お子さんに
大事なことの一つかと思います。

はりきゅうには、睡眠をしっかりさせ、成長を促す働きもあります。

当院のはりきゅうの治療の進め方

お子さんのお体を診て、状態に合わせて
経絡を擦って刺激したり、ツボをバネ式の鍼で軽く押したり、
お灸をしていきます。

初診時や次回以降の治療前に、お母様と一緒にお話をよく
うかがいながら、治療をすすめていきます。

日常の過ごし方につき、アドバイスもさせていただきます。

お子さんが安心して治療を受けられるよう、配慮いたしますので
継続的な治療をしていきましょう。

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